基本設定
Repro Boosterの基本的な動作に関わる設定を行う手順をご案内します。
目次
Reproの管理画面へアクセスし、メニューから「設定 > Booster設定」を選択、「Booster設定」画面を開きます。
Repro Boosterにはモバイル用とデスクトップ用の設定があります。それぞれ設定を行ってください。
また初期設定においては、必ずしもすべての設定項目に言及しません。言及のない項目については操作を行わずスキップしてください。
設定が完了したら「保存」ボタンをクリックして設定内容を保存してください。
Boosterを有効にする
「Boosterを有効にする」をOn
にします。
適用率
「適用率」とは、Webサイトに訪れたユーザーに対してRepro Boosterの速度改善効果を適用する割合を示します。
初期設定の完了後、Webサイトのユーザーに影響を及ぼさないかたちで動作確認を行い、その後、安全性の確認や効果の測定を進めながら、徐々に適用率を上げていきます。したがって、ここでは一旦「適用率」を0
に設定します。
Service Worker設定
Service Worker URL
Service Workerファイルの名前を入力します。
sw.js
でない場合は、実際に設置したファイル名を入力してください。
🔗 参考リンク
Service Worker Scope
Service Workerファイルが制御するパスを入力します。特殊な事情がない限りは/
と入力してください(Webサイト全体が制御の対象となります)。
Booster停止時にServiceWorkerを削除する
この設定が有効な場合、Repro Boosterが適用されていないユーザーの環境ではService Workerを削除します。原則として、この設定は有効にしてください。
ただし、Repro Booster用のService Workerファイルと、既存のService Workerファイルの内容をマージして利用している場合は、この設定を無効にしてください。
Google Analytics設定
Google AnalyticsでRepro Boosterが適用されているユーザーとそうでないユーザーの比較が行えます。
なお、この機能の利用は任意です。利用しない場合は設定を空欄にしておいてください。
概要
この設定が有効な場合、Repro BoosterはGoogle Analyticsにrpr_prc_group
というユーザープロパティを送信します。このプロパティの値により、ユーザーが下記のどのグループに属しているかを判断できます。
値 | 適用 | ユーザー数 |
---|---|---|
0 | 無 | 常に1と同じ割合 |
1 | 有 | 常に0と同じ割合 |
2 | 無 | 適用率により変動 |
3 | 有 | 適用率により変動 |
上記のとおりrpr_prc_group
は0
、1
、2
、3
のいずれかの値を取り、1
および3
はRepro Boosterが適用されるユーザー、0
および2
は適用されないユーザーを示します。
このうち0
と1
のユーザーは常に同数になるよう制御されるため、Repro Boosterの効果を評価する際は0
(統制群)と1
(介入群)のユーザーを比較してください。
なお、適用されるすべてのユーザー(1
+3
)と適用されないすべてのユーザー(0
+2
)を比較することも可能ですが、ユーザー数の偏りによるバイアスが生じるため推奨しません。
⚠️ Repro Boosterの適用率を変更すると、そのタイミングで各ユーザーに対するA/Bテストの割り当てが再抽選されるため、あるユーザーが変更の前後で同一グループに留まる保証はありません。そのため、適用率の変更前後をまたいでデータを評価することはできません。
設定の手順
Google Analyticsの測定IDを入力
Google Analyticsの測定ID(G-XXXXXXXXXX
)を入力します。
- Google Analyticsにログインし、対象のプロパティ選択します
- 「管理」を開きます
- 対象のプロパティを選択します
- 「データストリーム」を選択します
- ウェブデータストリームをクリックします
- 測定IDをコピーします
- コピーした測定IDを「GA4計測用のID (クライアント側管理のもの)」に入力します
カスタムディメンションを作成
Google Analyticsでカスタムディメンションを作成します。
- Google Analyticsにログインし、対象のプロパティを選択します
- 「管理」を開きます
- 「カスタム定義」を選択します
- 「カスタムディメンションを作成」をクリックします
- 以下のように入力します
- ディメンション名: 任意の名前
- 範囲:
ユーザー
- イベントパラメータ:
rpr_prc_group
- 「保存」ボタンをクリックします