Skip to the content.

Booster のトラッキングパラメータの扱い

Repro Boosterは、URLに含まれる特定のパラメータを処理することで、より効率的なキャッシュ利用を実現し、ページ読み込み速度を向上させます。管理画面から処理対象のパラメータをカスタマイズすることも可能です。

URLパラメータの処理について

Repro Boosterは、URLに含まれる特定のパラメータを処理します。デフォルトでは一般的なトラッキングパラメータが自動的に処理されますが、管理画面から処理対象のパラメータをカスタマイズすることができます。

多くのWebサイトでは、広告やマーケティング分析のためにURLにパラメータが付与されることがあります。これらのパラメータは、ユーザーごとに異なる値を持つため、同じページでもURLが異なってしまい、キャッシュの効率が低下する原因となることがあります。

Repro Boosterは、このような問題を自動的に解決し、より効果的なキャッシュ利用を実現します。

どのようなパラメータが処理されますか?

デフォルトの処理対象パラメータ

管理画面で特別な設定を行わない場合、Repro Boosterは以下の一般的なパラメータを自動的に処理します:

UTMパラメータ

クリックIDパラメータ

カスタム設定

管理画面の「キャッシュキーから除外するURLパラメータ」設定で、キャッシュキーの計算時に除外する(=処理する)パラメータをカスタマイズできます。カスタム設定を行った場合、上記のデフォルトパラメータではなく、設定したパラメータのみが処理対象となります。

管理画面での設定方法

設定手順

  1. Repro管理画面にログイン
  2. 対象のアプリケーションのBooster設定画面に移動
  3. 「キャッシュキーから除外するURLパラメータ」セクションで、追加ボタンを押して入力ボックスを表示
  4. 各入力ボックスに処理したいパラメータを1つずつ入力
    • 例:1つ目の入力ボックスに utm_foo、2つ目に hogeclid、3つ目に custom_param
  5. 設定を保存

設定の動作

処理の流れ

  1. ユーザーがパラメータ付きのURLにアクセス
  2. Repro Boosterが設定に基づいて対象パラメータを処理(デフォルトまたはカスタム設定)
  3. 処理後のURLでキャッシュを検索・利用
  4. より効率的なキャッシュ利用により、ページ読み込みが高速化

どのような効果がありますか?

キャッシュ効率の向上

パラメータを適切に処理することで、同一コンテンツに対するキャッシュ効率が大幅に向上します。

デフォルト設定の例:

カスタム設定の例(utm_foocustom_paramを設定した場合):

ページ読み込み速度の向上

キャッシュ効率の向上により、オリジンサーバーへのリクエスト数が削減され、ページ読み込み速度がさらに高速化されます。

サーバー負荷の軽減

キャッシュの効率的な利用により、オリジンサーバーへの負荷が軽減されます。

注意事項

機能の適用範囲

分析への影響

よくある質問

Q: 独自のパラメータも処理できますか?

A: はい。管理画面の「キャッシュキーから除外するURLパラメータ」設定で、独自のパラメータを指定できます。カスタム設定を行った場合、指定したパラメータのみが処理対象となります。

Q: デフォルトのパラメータ処理を無効にすることはできますか?

A: 管理画面でカスタムパラメータを設定することで、デフォルトのパラメータ処理を無効にできます。空の設定にした場合は、デフォルトのパラメータ処理が有効になります。

Q: 設定したパラメータと、デフォルトのパラメータを両方とも処理することはできますか?

A: いいえ。カスタム設定を行った場合は、設定したパラメータのみが処理対象となります。デフォルトのパラメータも含めて処理したい場合は、それらも含めてカスタム設定に追加してください。

Q: 処理されたパラメータは分析ツールで確認できなくなりますか?

A: いいえ。分析ツールでは引き続き正常にトラッキングデータを取得できます。処理はキャッシュ処理の段階でのみ行われます。